安全文化診断・安全教育サービス|初の労働災害0件達成 安全文化の醸成に取り組んだ3年間のチャレンジ 



 

「安全教育」「パトロール」などの取り組みはしているが、なかなか成果につながらない ──そう感じている企業担当者の方に向けて、今回は食品メーカーの安全管理担当者様に導入の背景と活用方法をお聞きしました。

今注目の安全文化の醸成に向けたヒントとしてお役立てください。

 

 

Point

  

導入前の課題
 

安全活動を行っていても労災が発生し、安全情報の共有や
理解浸透に課題
取組内容 
 
安全文化診断を起点に、安全道場とコミュニケーション施策を
組み合わせた安全活動を推進
効果測定 安全文化の8軸すべてでスコアが向上し、労災0件を達成

 

  

01 企業・担当者プロフィール

 

  企業概要 理研ビタミン株式会社
担当部署 草加工場
主なミッション 工場全体の安全活動の推進
  

理研ビタミンとは
 
 
   

乾燥わかめフレークの「ふえるわかめちゃん」シリーズをはじめ、
「わかめスープ」「リケンのノンオイル青じそドレッシング」などを製造販売。
ビタミンAの抽出・精製・濃縮事業から様々な事業を展開。

 

02 抱えていた課題 ──1回目の安全文化診断

   

── 2022年に「安全文化診断」を実施した頃の安全課題をお聞かせください。

  

安全文化診断を実施した2022年頃は労災が増加傾向にありました。その中には落下事故などの重大災害も発生していました。リスクアセスメントの見直しや各種安全策の推進、従業員教育の改定&理解度の確認が急務となっていました。

 

情報伝達の課題が労災事故の背景にあった

2022年の安全文化診断の結果からは、事故に比例して組織スコアが低下していることが確認でき、「伝えきれていない」「理解させられていない」といった課題を浮かび上がらせることができました。
当時の安全衛生委員会では、「しつけ(ルールを守る習慣づくり)(※1)」を正しく行うためには、どうすれば全員に情報を伝え、理解してもらえるかを議論していました。

(※1)しつけとは:この組織で大切にする仕事の基準・行動の型を、繰り返し身につけること

   

   

 ▼ 安全文化醸成に向けた議論の様子

理研ビタミン様_ディスカッションディスの様子.png

  

農業で例えて考えた、安全文化の醸成(地上と地下を分けた安全活動の展開)

草加工場では、事故の根本原因を考える中で情報伝達の課題と向き合いました。
安全という果実を得るために重視したのは、労働環境の改善、対話を通じた心理的安全性の確保、そして安全道場(※2)による教育
です。まず、土壌にあたる対話(コミュニケーション)を通じて組織文化の改善に着手しました。そのうえで、目に見える地上部の取り組みとして、安全を含む6分野のパトロールを実施し、新たな気づきをその場の改善にとどめず、安全道場でのフィードバックへと循環させることを重視しました。こうした取り組みを通じて、縦と横の対話が交差する職場づくりを強く意識して進めてきました。

 

 

(※2)安全道場とは
   労働災害の危険を疑似体験しながら、安全知識や安全行動を学ぶための教育・訓練の場安全道場.png

 

 

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03 安全文化醸成に向けた取り組み

 

── 診断結果を受けて、どのような取り組みを進められたのでしょうか

診断結果を踏まえ、私たちは「どうしたら全員に情報が伝わるか」を最大テーマに掲げました。
そして、安全道場をはじめとする「教育」と「コミュニケーション」の取り組みを中心に進め、安全文化の醸成につなげていきました。

   

安全道場での「教育」 

安全道場では、「LaKeel Online Media Service(労働安全衛生特化型e-learning)」によって危険のメカニズムをしっかりと理解したうえで、コストを抑えた自作の体感装置を活用し、危険を体感的に学びます。そして管理者が理解度を確認しながら、業務上の重要なポイントやパトロールで得た「気づき」などを共有し、日々の安全行動につなげています。
こうした安全教育を通じて、管理者自身も、現実的で役に立つ教育の中で、部下に対して正しく「しつけ」をしていくことを学んでいきます。

  

安全道場_例.png

  

コミュニケーションの見える化

もちろん、対話の機会は安全道場だけに限りません。草加工場では、日常業務の中で「安全に関する情報を伝えてくれる人」と「自分が安全に関する情報を伝える人」をアンケートで把握し、コミュニケーションマップとして可視化しました。その結果、安全情報のやり取りが活発な職場と不足している職場といった量的な差だけでなく、普段は大人しい印象のメンバーが職場内で積極的に発信しているなど、安全への責任感や関与の実態も見えてきました。こうした結果を踏まえ、安全道場への参加を検討したり、日々の姿勢を積極的に称賛したりすることで、安全への動機づけを高めていきました。

 

  

04 効果測定 ──2回目の安全文化診断で確かな成長を実感

 

── 90期の歴史の中で初めて労災ゼロを達成されました。今のお気持ちと今後の展望をお聞かせください。

  

今回の安全文化診断では、前回比で「安全文化の8軸」のすべてが成長しました。今となっては、労災0は結果でしかなく、工場一丸となって安全文化の醸成に取り組み、大きな災害を回避する・心のケガを負わないように日々積み重ねたこと。これが最もすばらしいことです。診断設問のうち、「安全に対するリーダーシップ/価値を共有する機会」「役に立っている安全教育」に関する設問のスコアが特に伸びていました。これは、現場の課長・係長による安全のリーダーシップが発揮され、こだわった取り組みが従業員から幅広く受け入れられ評価されたものと認識しています。

 

▼ 診断結果のBefore/after
診断結果イメージ.png

   

今後のテーマとして、「学習する職場づくり」へのチャレンジを考えています。草加工場では、安全文化の8軸のうち「相互理解」に強みがあり、心理的安全性のある職場環境が整いつつあります。今後は、従業員の多様な働く目的と持続可能な組織成長を両立させる「はたらくWell-being」を推進していきたいと考えています。その基盤として「安全第一」をすべての活動に通じる共通価値と位置づけ、各委員会・研究会の運営にも反映していきます。こうした取り組みを通じて、一人ひとりが安全を主体的に追求し、自律性を育みながら、「学習する職場」の実現につなげていきたいと考えています。MIHさんには、ぜひその取り組みに伴走いただければと思います。(担当者より)

  


  
  


 

安全教育に「これで十分」という正解はなく、現場の状況に合わせて継続的にアップデートしていくことが重要です。
本稿が、貴社の安全教育を見直すきっかけのひとつになれば幸いです。

 

安全教育の取り組みに課題を感じている方は、ぜひご相談ください。

貴社の安全教育に、新しい選択肢を。
お問い合わせ | 三井物産インシュアランス・ホールディングス

 

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※ 本ページに掲載している画像には、生成AIを活用して作成したイメージが含まれます。

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