事故を起こさない組織作りには「組織要因」を解明し、
対策を打つことが不可欠です。

企業においては、事故を防止するために、安全設備の導入、教育・訓練、安全に関する管理手法等を定めることで、ハード面とソフト面の両面から事故防止対策が講じられることが多いです。しかし、そのシステムを動かし管理するのは人・組織であることから、組織要因に根ざすリスクを分析・評価し、具体的かつ実践的なアプローチを提案し、各組織独自の活動として定着させる必要があります。


  
組織要因(一例)
規則や手順が尊守されていない
コストが重視され安全が軽視されていた
評価方法が懲罰主義で、個人への責任追及が行われていた
潜在的リスクに対する認識が不足していた
現場には、指摘をすると批判される風潮があった
協力会社との対話が不十分で安全に対する意識に相違があった
隠ぺい体質があった
権威勾配による指摘がしにくい状況であった
手順書通りの確認がなされていなかった

安全文化診断のご案内

安全文化診断は、事故の原因をヒューマンエラーという言葉で片付けるのではなく、背後にある管理や組織の危険の芽を解明することによって、事故のない組織づくりのお手伝いをするためのサービスです。

本サービスは、当社提携先のMS&ADインターリスク総研株式会社より提供いたします。 当社は、共にお客様の課題解決にあたり、2人3脚でサポートいたします。

安全文化診断のメリット

✔ 安全文化(全社員の安全意識や行動)に関して、会社全体の傾向を把握できます。
✔ その中で、エリアや社員属性(役職、年代、勤続年数)等における偏りを把握できます。
✔ 以上2点から取り組むべき課題を把握し、今後の改善のための基礎材料になります。

このようなお悩みのある企業におすすめ!

  • 安全管理の仕組み・取組

    安全管理の仕組み・取組にかなり力を入れているにも関わらず、事故が減らない。

  • マニュアルや手順書

    マニュアルや手順書などを定めていても、ルールの逸脱が散見される。なぜ守れないのか分からない。

  • 意識差

    監督・指導する管理職やリーダーと作業員の間で意識差がありそうだが、具体的に何が問題か、不透明。

  • 社内アンケート

    従来の社内アンケートや研修等がマンネリ化しており、十分機能していない。

サービスの流れ

以下が安全文化診断の流れとなります。

1. 診断

従業員の皆様に、80問の設問にweb上で答えていただきます(匿名、部署等の情報のみ取得)
設問は80問あり、選択肢は全て「非常によく当てはまる」~「全く当てはまらない」の5段階で構成されています。所要時間は20分程度です※英文対応は可能です(要別途相談)

2. 分析

回答は、以下の「安全文化の8軸」の考え方をもとに傾向分析いたします。

安全文化の8軸
組織統率(ガバナンス) 責任関与(コミットメント) 相互理解(コミュニケーション) 危険認知(アウェアネス)
学習伝承(ラーニング) 作業管理(ワークマネジメント) 資源管理(リソースマネジメント) 動機付け(モチベーション)

3. 報告

当サービスで実施する分析および報告内容例は以下の通りです。
≫会社全体として確認される傾向(企業風土)と、改善に向けた取り組み方針例
≫部署ごとの安全文化傾向(サブカルチャー)と、課題が見られる部署における改善に向けた取り組み内容例(安全活動など)

会社全体について
・他業界と比較した際の貴社傾向を導出
・貴社の全社的な強み・弱みを把握
・職位・勤続年数など別の傾向を分析
・貴社全体として取り組むべき課題を抽出


個人部署について
・各部署における強み・弱みを導出
・課題が見られる場合、弱みを強化するための安全活動取り組み例を提示

成果物イメージ① レーダーチャート 
成果物イメージ② 診断結果
(クリックでサンプルの確認ができます。) 
4. 安全文化診断実施後は・・・

安全文化診断(Check)の実施のみでは組織は変わりません。

・安全文化診断の結果に基づいて、“企業としてあるべき姿”を目指す上で解決すべき課題を整理し、取り組みを推進していくことが重要です
・安全文化診断実施後は、労災サーベイのみならず意識改革・改善行動に向けた活動計画(研修・教育等)をお客様のご要望に応じてご支援させていただきます。

具体的なご支援内容は、安全文化診断後に、結果に応じてオーダーメイドのご提案をいたします。



詳細な内容については、以下よりお問い合わせ・資料請求をお願い致します。